Scholten & Baijings

有田の記憶をたどり、新たな表現を生んだ
エディションシリーズ

 

オランダ人デザインデュオのショルテン&バーイングスによる「エディション」シリーズは、有田焼が誇る高度な技術と、職人たちが培ってきた豊かな知識を表現するためにデザインされました。かつて、有田焼の熱心な磁器収集家たちは、希少で優れた作品を探し求めていました。このシリーズでは、そうした卓越した技術を現代のデザインとして再び提示することで、有田焼への新たな評価を生み出し、価値ある技術が次の世代へ受け継がれていくことを目指しています。

27種類の皿からなるシリーズは、400年にわたる有田焼の歴史と美を称えるもの。伝統的な有田焼が、現代のデザインにいかに豊かなインスピレーションを与えられるかを示しています。ショルテン&バーイングスは、有田の絵付けの傑出した作品を探るため、何百もの磁器をリサーチ。そのなかから、洗練された多彩な技法や、職人による繊細な表現を見出しました。

リサーチでは、有田の歴史的な磁器コレクションをはじめ、本や美術館、さらに共に制作を行う畑萬陶苑の記録や古文書まで幅広く調べ、有田焼に残る美しい手描きの意匠を一つひとつ記録していきました。その過程で、長く忘れられていた技術や表現も再発見され、現代の作品として蘇ることになったのです。

プレートはそれぞれ、畑萬陶苑の熟練した職人によって丁寧に手描きされています。その精緻な手仕事こそ、彼らが培ってきた技術であり、有田ならではのもの。ショルテン&バーイングスは、こうした伝統的な手描きのモチーフを抽象化し、現代的な柄へと展開しました。選び出した意匠を再構築し、形、色、技法という要素に分解。それらを切り取り、抽出し、組み合わせることで、新たな表現を生み出しています。

さらに、すべてのプレートの形状には、実際に存在した歴史的な器が原型として用いられています。歴史的な皿の輪郭を2つ、あるいは3つ重ね合わせることで、そこから複雑で新しい形状を導き出しました。こうした造形を可能にしたのが、最新のデジタル技術です。佐賀県窯業技術センターの協力のもと、3Dプリンターや5軸CNCミリング設備を活用し、伝統的な形をもとにしながら、これまでにない複雑な形状を実現しています。


ステファン・ショルテンとキャロル・バーイングスの二人によって、2000年 に彼らの名を冠したデザインスタジオを設立。綿密なリサーチにより、モノの背後に潜む文化的、芸術的コンテクストを探りながら、シンプルな形態と特徴的な 色使いを融合し、伝統的な手技技巧と独特の工業生産を取り入れたオリジナリティあふれる作品は、世界的にも高い評価を得ている。 主なクライアントはクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館やヴィクトリア&アルバート博物館といった著名な美術館や、Maharam, エスタブリッシュド&サンズ、HAY、Pastoe、「KARIMOKU NEW STANDARD」、「1616 / arita japan」、Mini、ジョージ・ジェンセン、Moooi、J. Hill’s Standardといったブランドを手がける。ダッチデザインアワードを四度受賞、ウォール ペーパーデザインアワード、エル・デコ インターナショナルデザイン アワード(EDIDA)ヤングデザインタレント 2011など受賞多数。1616 / arita japan「カラーポーセリン」シリーズは「エル・デコ インターナショナルデザイン アワード(EDIDA)2013」のテーブルウェア部門グランプリを受賞した。

scholtenbaijings.com/

Editions Series

ショルテン&バーイングスによるエディションシリーズは、有田焼の優れた素晴らしい技術の表現そのものです。有田の窯元の能力と特出した知識の豊かさを証明し、表現することを意図してデザインされています。かつて情熱的な磁器収集家は最も素晴らしい有田焼を探し出そうとしたものでした。希少性があり並外れた作品を製作することによって、有田焼に対する評価が再燃し、有田の価値ある技術が継承されていくことを期待しています。

27種類の皿からなるシリーズは、有田焼の400年の美を賞賛し、伝統的な有田焼がいかにコンテンポラリーデザインに対して豊かなインスピレーションを与え得るかを証明しています。有田の絵付けの傑出した見本を探求しながら、彼らは何百もの有田焼をリサーチし、洗練された数え切れない技術を発見しました。
それぞれの皿は、畑萬陶苑の熟練した職人により丁寧に手描きで製作されています。この精妙な手描きは畑萬陶苑の持つ素晴らしい才能であり有田特有のものです。ショルテン&バーイングスはその手描きの伝統的なモチーフを抽象化したものを柄に適用しました。

ショルテン&バーイングスは、有田の歴史的な磁器コレクションについて学び、本や美術館、そして共に作品をつくる畑萬陶苑の記録や古文書を調べ、有田焼の素晴らしい手描きの見本を書き留めました。この製作過程によって、長く忘れ去られていた技術が再発見され、最終的に作品として蘇ったのです。デザイナーたちは、選んだ見本を再構築しそれらを一つの要素まで落とし込みました。形、色、そして技術のパレットを用いてイメージを切り取り、抽出し、再構成しました。
すべての皿は、実際にあった歴史的な形が原点になっています。歴史的なお皿の形状を、2つ、または3つのアウトラインを重ねると、複雑な新しい形が現れました。これは、最新の技術の力があってこそ可能です。この複雑な形状は、佐賀県窯業技術センターの3Dプリンターと5AxisCNCミリング設備のサポートによって制作することができました。